2024年11月に突如現れた新しい言葉「嫌知らず」。
Xの投稿が元になり、この言葉が生まれたようですね。
調べてみると、嫌知らずは男児特有のもの捉えられていて、発達にも関係しているのではないかという声があります。
そこで今回は、「嫌知らず」の言葉の意味・読み方と男児特有のものなのか、発達に関係するのか、の噂を検証してみます。
嫌知らずの意味と読み方は
嫌知らずの意味と読み方を調べてみました。
嫌知らず=嫌だと伝えても、なぜか本当に嫌がっていると理解してくれない・気づけない人や状態のこと
読み方:いやしらず
なるほど〜。
こういう人おるよね。
例えば、「やめて」と嫌がってやめてほしいと伝えているのに、やめない。
やんわり断っているのに、それが理解できておらず、誘い続ける、などがあります。
分かるなぁ。
小学生の頃、何度「やめて」って言ってるのに肩を叩いてくる子がいたな。
あれは嫌知らずだったのか・・・。
SNSでは、「嫌知らず」の言葉から、「男子によくあるよね」「発達課題があるのでは?」「それ脳がバグってるんじゃないの?」という声が・・・。
嫌知らずは男児特有なのか
嫌知らずの言葉がなぜ出てきたのかを調べてみると、Xの下記の投稿が元のようです。
好きな女性とのやり取りから、相手が脈ありなのかなしなのかを問うたようですね。
このやりとりの投稿を見て、「まさに嫌知らずなのでは?こういうのを嫌知らずって言うんだよ」と話題になっているみたいです。
嫌知らずは男児特有か
嫌知らずを調べていると、男児を育てるママさんからの悩める声が多いのにびっくり!!
嫌知らずの話
— 🍉らいこ。 (@LaLayco) November 4, 2024
ちょい違うけど、話が通じないってところ、男児によくある
・(男児にとって)都合の悪いことを優しく注意→聞かない(伝わらず)
・ちょっと厳しく言う→同上
・怒る→同上
・これ以上ないくらいのフルパワー激怒→あっなんかママが言ってんな
くらいのレベルで伝わらない
…のに似てるな😭
嫌知らず関連のポスト見た中で誰かの嫌は誰かの好〜みたいなの見たんだけど人の嫌がる事を反応が可愛いからと小学生男児みたいな理由でやり続けて実の娘に全く関心向けられなくなった父親が居るんですけどね…うちの父親の事だけど…多分亡くなっても感情あまり動かないと思う。父親の奥さんは大好き
— 桜猫 (@7nC7exDiSUsR5N4) November 7, 2024
母親に対して一方的な要求をする事しか学んでこなかった男児がそのまま信頼関係の作り方を学ばずに成長した様子が今の嫌知らずの男性達だよね https://t.co/YyWdGiI8ey
— ふし (@Fujino_www) November 6, 2024
気持ちを察するのが上手な女の子に比べて、男の子は鈍感な傾向です。
嫌知らずは、男児(男性)に多そうですが、男児特有のものとは言い難いのが事実のよう・・・。
「男性には女性の『やめて』が通じない」って話。私の母親も「私はイヤじゃない」「嫌がるお前がおかしい」と私の嫌がることを延々続けるので、これは男性特有の現象というより自他境界線のない人間あるあるなのではないかと思う。
— 深爪 (@fukazume_taro) November 5, 2024
嫌知らず、
— 毒親母子家庭育ちの発達障害者(30代)2代目 (@dokuoyashougai2) November 7, 2024
俺「やめて」
母「いいじゃん別に」
俺「やめて!」
母「はいはい」
俺「やめてって言ってるだろ!」
母「何で大きい声出すの…?」
てな感じで俺の母親が典型例です。 https://t.co/WTl0468yCJ
女性にも嫌知らずな人はいるとのこと。
これは、性別関係なく嫌知らずをする人はいるということになりますね。
嫌知らずは発達に関係あるのか?
嫌知らずを調べていると、「嫌知らずは発達障害なのではないか?」「脳に何か疾患があるのでは?」という声が見受けられました。
話題の嫌知らずは発達の問題じゃないかと思うんだよね。たぶん夫もそう。
— mari︎︎☺︎👶1y│Webメディア編集者 (@mrfjt24) November 7, 2024
夫の言動を見てると“自分と他者の感じ方は別個のもの”っていうのがそもそも理解できてないんじゃないかって気がする。
だから『自分がされて嫌な事はやらない』はできるけど『相手が嫌がる事をやらない』が理解できてない。⇩
嫌知らずのお話、
— 目薬を指すのがうまい (@yagihige) November 6, 2024
エリクソンの発達段階で適切にアタッチメントを獲得できず
常に誰かしらに承認を得ようとする心の振る舞いなのかしらと思って見てる
実際はどうなのか、調べてみました。
嫌知らずと発達障害の関連性
嫌知らずは、必ずしも発達障害が原因とは限りません。
様々な要因が考えられますが、発達障害の中には、相手の感情を理解するのが苦手なタイプが存在します。
- アスペルガー症候群
社会性やコミュニケーションに困難を抱える発達障害の一種です。
相手の表情や声のトーンから感情を読み取るのが苦手で、会話の意図を正確に捉えられないことがあります。 - 高機能自閉症
アスペルガー症候群と似た特徴を持ちますが、知的な能力は高い傾向にあります。 - 注意欠如・多動性障害(ADHD)
注意散漫や衝動性、多動性が特徴の障害で、コミュニケーションの際に相手の話を最後まで聞けなかったり、自分の考えを一方的に話してしまうことがあります。
これらの発達障害や発達に課題を抱えてるなら、嫌知らずをしてしまう可能性はあります。
ですが、「嫌知らず=発達障害・発達に課題がある」と断定したり限定するのは、あまりにも短略的と言えそうです。
嫌知らずになると考えられる要因
嫌知らずになるには、環境や育ち方に要因があると推測されます。
その環境や育ち方、性格などの要因について調べてみました。
- コミュニケーション能力の課題:
相手が、相手の感情や言葉の裏に隠された意味を理解するのが苦手である可能性があります。
これは、発達障害の一種であるアスペルガー症候群などに見られる特徴の一つです。 - 共感性の欠如:
相手の気持ちに共感することが難しく、自分の視点からしか物事を考えられない場合があります。 - 自己中心的傾向
自分の考えや感情が中心で、相手の気持ちや状況を考慮することが少ない傾向があります。 - 過去の経験:
過去の経験から、相手の気持ちを理解することの重要性を学んでこなかった可能性があります。 - 関係性の問題:
あなたと相手の関係性自体に問題があり、コミュニケーションがうまく取れていない可能性があります。
嫌知らずだからと言って、「発達障害だ」「発達に課題がある」「病気」といった憶測で言うのは、相手を傷つける行為ですので、軽はずみな発言は控えた方がいいでしょう。
まとめ
嫌知らずは男児特有なものなのか、そして発達に関係があるのかを調査し、検証してみました。
嫌知らずは、男女関係なくみられるし、発達に関係があるとは断言できないということがわかりました。
相手が嫌がることはすぐに辞めるようにしたいものですね。
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