新海誠監督の傑作映画『君の名は』ですが、隕石(彗星)が落下するシーンがゾッとする、怖い、という声があります。
実際、私も映画を見て隕石落下のシーンは怖くて背筋が凍りました。
画は綺麗でグロテスクでもないのに、なぜあんなに怖い思いをしたのでしょう?
実は、隕石落下のシーンを見てゾッとする理由があるのです。
今回は『君の名は』の隕石落下シーンがゾッとする理由についてまとめました。
『君の名は』あらすじ
【あらすじ】
1ヵ月後に1000年ぶりの彗星が訪れる日本。東京で暮らす平凡な男子高校生・瀧と、山深い村で都会の生活に憧れながら憂鬱な日々を送る女子高校生・三葉。つながりのない2人は、互いが入れ替わる不思議な夢を見る。
『君の名は』隕石落下のシーンがゾッとする理由
隕石落下のシーンの描写は、本当に美しくて綺麗なのですが、なぜか恐怖でゾッとしてしまいます。
隕石(作品では彗星)が落下するシーンを見てゾッとする理由を考えてみました。
理由1
隕石落下をみて戦争や原爆を思い出すから。
小さい頃から平和学習や戦争体験などで、爆弾が落下する映像や話を聞いたことがありますね。
平和な街が一つの爆弾によって悲惨になっていく光景がフラッシュバックされるからだと考えられます。
大きな石や塊が空から降ってくるというのは、とんでもない恐怖です。
映像はとても綺麗だけど、隕石が落ちて爆風が巻き起こる光景は、まるで戦時中・・・。
戦争体験をしたことがない世代ですが、戦争体験者の話や「はだしのゲン」「火垂るの墓」を見て育ったので、こういうシーンは強烈で、その後の悲しみや苦労がわかるため、ゾッとしたり恐怖を感じたりするのです。
その2
災害を想起させるから
新海誠監督は、自然災害を題材にして作品を作る傾向があるようです。
新海誠監督は2017年の取材インタビューで以下のように答えています。
新海誠監督の気持ちとしては、自然災害が起こって失った命が、別の世界や空間でミラクルが起きて助かってほしいという思いがあったようです。
隕石落下は、自然災害の1つを表現しているというので、災害の様子や実際のトラウマが蘇ったということが考えられます。
私は実際、豪雨災害を経験し知人を亡くしています。
ひどい雷と大雨に家が揺れ、地震が起きたと思ったら土砂崩れが起きていました。
隕石落下のシーンは、土砂災害を思い出してしまうのかもしれません。
どうしても怖くて、隕石落下シーンは目を閉じてしまいます。
ネットの声は
『君の名は』の隕石(彗星)落下シーンを見てゾッとした、怖いという声がありました。
絵の美しさも加わって、よりリアルだったので隕石落下シーンはゾクッとしたのでしょうね。
まとめ
映画『君の名は』の隕石落下シーンがゾッとする理由についてまとめました。
戦争や災害を想起させたり、トラウマが蘇ってしまうことが原因かと思います。
新海誠監督の描く映画は深い考えさせられる作品が多いですね。
隕石落下シーンは目を閉じてしまうのですが、また『君の名は』をゾクゾクしながら鑑賞しようと思います!
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