――変容の風を迎え、”わたし”を更新するとき
この夏の空には、少し特別な風が流れています。
それは、心の奥深くにある「まだ開いていない扉」に向かって、そっと手招きするような風。
2025年8月――この月の運気は、ただ季節が移り変わるだけのものではありません。
星と数が示すのは、「変容」と「刷新」の兆し。
今までの価値観や枠組みがふっと緩み、新しい視点が差し込む時期です。
では、算命学と数秘術の両面から、その風を読み解いていきましょう。
そして、あなたの魂にやさしく寄り添う、今月の「アロマとカラーの処方箋」も最後にお伝えしますね。
■ 算命学から見る2025年8月の全体運

2025年8月は、干支でいうと「乙酉(きのと・とり)」の月にあたります。
「乙(きのと)」は柔らかくもしなやかな草花のような性質。
一方「酉(とり)」は金性で、整理や収穫、洗練を表します。
この組み合わせが意味するのは――
「手放し」と「仕上げ」、そして「形を整えること」。
つまり、「心の棚卸し」にふさわしいタイミングなのです。
ずっと抱えていたけど、もう自分には不要になった価値観。
惰性で続けていたけれど、もう心が動かない習慣や人間関係。
それらを、無理に切り捨てるのではなく、
“ありがとう”と優しく見送るような姿勢が、この月の鍵になります。
「草花」は、自ら根を伸ばし、絡み合い、枯れてまた芽吹きます。
「乙酉」のエネルギーは、そんな循環する命のリズムを思い出させてくれるのです。
■ 数秘術から読み解く2025年8月のエネルギー

2025年8月は、西暦と月を合計して
「2+0+2+5+8=17 → 1+7=8」
つまり、「数秘8」の月となります。
「8」は物質的な豊かさ・成果・循環・パワーを表す数字。
ですがその本質は、“コントロールの手放し”と“委ねる力”にあります。
つまり、自分の力でなんとかしようとする「力み」をほどいて、
宇宙の流れに乗る勇気を持つことが、今月の学び。
頑張ること、努力することは素晴らしいけれど、
すでに受け取っている恵みに気づくこと。
そして、無理に握りしめず、「もう流していい」ものを手放すこと。
この月は、「本来の自分らしさ」に回帰するチャンスでもあります。
■ こんなテーマを意識してみて

今月、心に留めておきたいキーワードをお届けします。
●「更新」「リセット」
過去の延長ではなく、新しいストーリーが始まる予感。
自己紹介をアップデートするように、「今のわたし」を定義し直してみて。
●「整える」
外側だけでなく、内側を整えるとき。
部屋の片付け、SNSの整理、時間の使い方の見直しも効果的です。
●「ゆだねる」
コントロールを手放すと、思いがけないタイミングでギフトがやってきます。
“宇宙に任せてみる”という視点を、少しずつ取り入れてみてください。
■ 今月のアロマカラー処方箋

この変容の風を味方にし、あなた自身を“やさしく整える”ための
香りと色の組み合わせをご紹介します。
🍃今月の香り:
◆サイプレス(Cypress)
心の中のもやを晴らし、過去の感情にけじめをつける香り。
呼吸を深め、冷静さと静けさを取り戻してくれます。
“手放す勇気”をくれる精油です。
◆クラリセージ(Clary Sage)
直感と内なる女性性に働きかける香り。
執着や不安に寄り添いながら、思考のバランスを整えてくれます。
「わたし」という存在を、やわらかく再定義したいときにおすすめ。
🎨今月の色:
◆ミストグリーン
霧がかったグリーンは、未来と過去の境界をゆるやかに溶かし、
再出発のための静かな空間を生み出してくれます。
深呼吸したくなるような、優しい“浄化”の色。
◆グレイッシュラベンダー
言葉にできない感情を受けとめてくれる、包容力のある色。
「感じること」を許可するサポートとなり、
新しい視点へとつながるインスピレーションを運んでくれます。
■ 自分自身に贈る、ひとことアファメーション

「わたしは、今の自分に必要なものだけを選び取ります。
変わることを恐れず、優しく更新されていく自分を受け入れます。」
この一文を、眠る前に心で唱えてみてください。
香りや色とともに、自分自身の“今”を抱きしめる時間をつくってあげましょう。
■ あなたへ

8月は、頑張りすぎなくても大丈夫な月です。
むしろ、“力を抜くこと”で、未来への扉が軽やかに開くようになっています。
そしてその扉の向こうには、
今までとは少し違う世界の景色が広がっているかもしれません。
それは「変わってしまう」ことではなく、
「本当の自分に近づいていく」プロセス。
この風の中で、あなたがあなたらしく在れますように。
香りと色とともに、あなたの旅路が祝福される8月となりますように。

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